仙台市・故郷復興サミットへ参加しました

故郷復興サミットへ参加しました
仙台市の児童・生徒たちの「故郷の復興に向けて自らの手で何か活動していきたい」
という想いから始まった仙台市の児童生徒による故郷復興プロジェクト。
その一環の「故郷復興サミット」が2013年7月30日に開催されました。
「思いをつなぎ、新たな一歩を」とテーマを掲げられた本サミットには
仙台市内の小中学校190校から代表の児童・生徒が集まり、一人一人が
復興に向けて何ができるかを考えていきました。
iSPPでは「児童生徒による故郷復興プロジェクト」に2011年度から参画しており、
3年目となる2013年度は、これまでの生徒・児童の取り組みを記録した
プロモーションビデオ制作をサポートしていきます。

◆ 仲間とともに 〜復興ソング発表〜

同じ歌を歌って気持ちをひとつにしたい。そんな想いから立ち上がった復興ソング作成。
仙台市内 小中学校から計376もの歌詞が集まり、その内2作品
『希望の道』『仲間とともに』が選出、作曲され、合唱クラブにより披露されました。
合唱に先立ち、作詞を行った台原中学校 越後 瑠璃さん、
南小泉中学校 薮内 海美さんによるスピーチがされ、



「震災当時、大人の方が支えてくれてすごく安心した、
これからは私がみなさんを支えられるようになっていきたい」
「未来へ生きていくことが私たちの役目」
といった真っ直ぐな想いが語られました。
* 復興ソングは以下のサイトで視聴できます。
「仙台市 故郷復興プロジェクト 復興ソング」WEBサイト
http://www.sendai-c.ed.jp/~soudanka/project/song/index.html

◆ 継続の大切さが復興につながる 〜震災を風化させず、私たちにできる復興への取組〜
復興ソングの発表後は、小中学生が20人ほどの9つのグループに分かれ、
「震災を風化させず、復興に向けて
 仙台市内の小中学生ができることについて」
をテーマとした対話が行われました。
会議の進行から結果のまとめまでを児童・生徒たちが自ら行い、
自分たちの手による故郷復興への意見の掛け合いがなされました。

その後、全員が一堂に会して、それぞれの対話でまとめた活動案を発表。
ここでの案をもとに、故郷復興プロジェクトの第三弾、第四弾で
児童・生徒たちが実際に行う活動が決まることもあり、
「記念樹と花を植えたい 花が木を支える姿から、信頼・青春の喜びを」
「3月11日に風船を飛ばす(灯籠流しのイメージで)」
といった、未来へ向けたメモリアルに関するものから、
「継続の大切さが復興につながる あいさつ運動、地域のゴミ拾いなどは続けていかなければならない」
「活動の資金は自分たちでつくる必要があるだろう 募金やアルミ缶集めなど、できることを」
といった、地に足の着いた案まで、次々と出されていきました。

最後に、全員での復興ソング合唱。
そして当日に兵庫から参加していた神戸市立兵庫中学校
「東北・神戸 こころの絆プロジェクト」の代表生徒からのスピーチ、
実行委員長の桜丘中学校 内海 向陽さんの挨拶をもって閉会となりました。
故郷復興プロジェクトは、これから2013年11月11日に第三弾、
2014年3月11日に第四弾が予定されていますので、
iSPPでは引き続き参画・支援を行って参ります。

 

主催:仙台市教育委員会
協力:みやぎびっきの会